凝り固まった何かを、必死に解そうとして
帰省して毎度思うことがある。
わたしはこんな小さな世界の中で生きてきたのか。と。
良くも悪くも、井の中の蛙。
そう思えるのも過去の自分があったからだし、決して悪くはないんだけども、その当時のその世界しか知らなかった私に無性に声をかけたくなる。
都会にでて、いろんなものを見た。
綺麗なものも汚いものも見た。
地方が抱えてる問題は、私が育った地元だけではなく、東京以外のほとんどが抱える問題だった。
あのとき「私たちの地域が1番なの!」って思ってたロジックは正ではなかった。
正直な話、
美味しいものはわりとどこでも食べられる
綺麗な景色は思ってた以上にもっといっぱいある
遠く感じていたところでも案外すぐに移動できる
私の人生において大切なのは「拠点を定めることではなく、いつでも動ける状態にしておくきと」だと気づいた。
帰省するたびに、場所に囚われて生きていた当時の私に対して、弁解する気持ちでいっぱいになる。