近くのパン屋さんに売っているパン耳
パン耳なんて、テレビドラマの世界の話だと思っていた。
でも、見つけてしまった。
私の家の近くのパン屋さんは、パン耳を売ってくれている。
東京に住んでいるときも近くにパン屋さんはあって、パン耳ないかな〜と思っていたが、なかった。
それが、見つけてしまったのだ。
ついに、見つけてしまったのだ。
カウンターの脇にビニール袋に入って置かれているパン耳たち。
パンの耳は焼くと最高に美味しい。
私はチーズをのせて焼いて、よくチーズトーストを作る。
朝希望を持って目覚め、チーズトーストを食べ、パソコンとにらめっこをする。
実に私の日課である。
ちょっと疲れたら、
パン耳を細かく切って油で揚げて黒糖をまぶしてラスクにする。
3時の至福のおやつの時間。
パン耳、あなたは「出会ってから最後まで」私を幸福へと導いてくれる。
ー幸せとはなんだろうか。
お金持ちになることだろうか。
老後の不安がなくなることだろうか。
好きな仕事につけることだろうか。
いやちがうそんな単純なものじゃない。
きっと、期待以上の何かに出会い、
その先にあらゆる広がりや可能性を感じた時なのかもしれない。
今私はパン耳を食べて、まさにそれを感じている。
このパン耳には多くの可能性がある。
20円で手に入れた
このパン耳にたくさんの希望を感じている。
さぁ、
そんな素敵な今日ももうおしまい。
夜はパン耳に感謝しながら眠ろうじゃないか。