会社の立ち上げの手伝いをしてリタイアした話
こんばんはあずきです。
かつてあずきは会社の立ち上げをお手伝いしたことがありました。
結果としては失敗。というかリタイアしました。
今日はその話を書こうと思います。
そもそもなぜ手伝おうと思ったのか
・自分のやりたいことをできるような分野だったから
・長年の付き合い
・役員報酬
・雇われることからの脱出
おおよそこの4点の目的のもと立ち上げの手伝いをしました。
内容、役割としては
「業務手順を分析してしくみ化する」こと。
それに必要な資料や契約書等の雛形づくり、ドメイン・サーバーの取得からホームページの制作、営業活動、営業活動に必要なツール、実際の制作作業でした。
そのほか社内ネットワークの設定や決済システムの導入などインフラ関係もやりました。
リタイアの理由
自分の知識を生かせるしいい経験だったなと思いますが、途中から方向性があやふやになりました。「社長のビジョンが弱い」「意思決定の遅さ」が原因です。
そして、これがリタイアしようと思った全ての理由でした。
話し合い、ぶつかり合い、何かあるごとに
役員報酬、賃金アップのような話をしていましたが、でも、すべて売上が上がったあとの話です。
企業理念の大切さ
売上を上げていくためには
企業理念が必要不可欠。道しるべがないと目標もマイルストーンも何も定められません。
コンサル業界にいた私は、経営するにあたって必要な要素はMDCVSと、勉強していたし、親戚に起業家や経営者が多かったため経営的な考え方は普通の人よりもある方でした。
Missionミッション: 目的、使命
Domeinドメイン: 事業領域
Core Valueコアバリュー: 価値観、信念、理念
Visionビジョン: 目指すべきゴール、5年後10年後のあるべき姿
Strategyストラテジー: 戦略
会社経営にはMDCVSが必要不可欠。
わたしがお手伝いした会社の理念はふわふわしていました。
社長に対しては何度もいいました。
「我々は何屋ですか??」
「なんのためにこの会社があるんですか??」
「何がしたいんですか??」
「5年後、10年後どうありたいんですか??」
半年ほど問いかけてましたが、回答はいつも変わらず。「経営者は孤独なんです」「悩んでるんです」の一点張り。
今のままじゃなにも立ち上げられないし、しくみ化どころじゃありません。
全部タラレバ話。非現実的な夢ばっかり語る。
それはもしかしてビジョンがない悩んでいる社長の悲鳴なのかもしれないです。
だからわたしはフリーランスを決意
その日を気に、私はフリーランスのほうがいいと強く思うようになりました。
誰かと何かをするにはやっぱりゴールを共有しなければいけないし、違う人間が同じゴールを目指すというのは本当に難しいこと。よっぽどじゃないとうまくいきません。
そして非常に精神的に疲れます。
持病持ちのわたしにとっては別に無理して選ばなくてもいい道だなともおもいました。
そして実際に今回の経験を通して、自分にはできないことをやる分には人と一緒に仕事をするべきだが、わたしがやりたいと思っていることはわたし1人でできるかもしれない。そう思いました。
仕事をする上で大切にしている価値観
そして、人と仕事をする時にわたしが重要にしている事にも気づけました。
・尊敬できる人と一緒に仕事がしたい。
・学べる環境で仕事がしたい。
・自分のペースで仕事がしたい
この3点だなと実感しました。
これからしてもやはりプロジェクト的にフリーランスで仕事をすることがあっているのかもしれません。
やりたいことが見つからない人は無理してやらない方がまわりの人のため
個人でも法人でも組織でもなんでもそうですが、人が何か動くときは目的があります。
それが本当に心底思っているゴールならいいのですが、その場しのぎだったり、とりあえず言ってしまっていたり、そういう場合は絶対に途中でいろいろと変更点がでてくるので大変です。
そして変更があるたびにまわりの人はそのいい出した人に対して「言ってることとやってることがちがう」「振り回さないでほしい」と思うわけです。
1人好き、孤独でいい人が経営者向きなのかも
経営者は絶対孤独だし、孤独が嫌いな人は向かない。引きこもりニートが起業したとかそういう本が出てるのを見るたびに、結局は1人が好きで1人で物事を成し遂げていく性質が会社経営者なのかもしれない。そう思えたりもしました。
今日の話は以上です^^
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あずき